現地レポート

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一味違ったバンクーバー観光はいかが?

2014/11/24

バンクーバー観光で外せない場所のひとつにグランビルアイランドがあります。世界中の観光客が訪れますが、新鮮な食材、ローカル・アーティストの作品を求めて、我々ここに住んでいるローカルも良く行く場所です。
車でも行けますが駐車場が限られています。タクシーでも気軽に行ける距離ですが、今回は公共交通機関を使って観光しながら行く行き方をご紹介します。
ダウンタウンからグランビル橋を渡って歩いて行くこともできます。が、一般的にはウォーターフロント駅やグランビル通りを通る50番False Creek South(フォールス・クリーク・サウス)の市バスに乗って行きます。グランビルアイランド入り口のバス停に着くと必ずバス運転手さんがアナウンスしてくれますので乗り過ごす心配はありません(片道2.75ドル)。



でも、おすすめは、バス代に少し上乗せする金額で(ミニ)フェリーに乗ってグランビルアイランドへ。フェリーと言っても12名乗りの小さくかわいいポンポン船のようなものです。
 

グランビルアイランドへ向かうフェリー乗り場はダウンタウンに幾つかありますが、あまり難しくなく乗り場へ行けて乗船中に周りの景色などを楽しめるのは、イエールタウンから乗船してグランビルアイランドへ向かうルートです。
その乗り場へは、先ずイエールタウン駅までスカイトレインのカナダラインで行き、駅の地上に出るとデイビー通りに出ます(ダウンタウン内のホテルからでしたら歩いて駅まで行くのも可能です)。駅から南に1ブロックほど行くとデイビー通りの端にロータリーがあります。そこにヨットハーバーへ下りる入り口がありますので(直ぐ横に停泊している個人所有の大きな船を眺めながら)そのまま進むとフェリー乗り場に出ます。そこからはサイエンスワールドも臨め、お天気の良い日にはとても気持ちの良い場所です。案内版には15分に1本と記されていますが、2つのフェリー会社が運行していますので、そんなに長い時間を待つことはありません。

  
こちらのフェリー乗り場では、レインボーカラーのアクアバスと青い船体のフォールスクリーク・フェリーの2つのフェリーが発着しています。乗船代は同じですが、グランビルアイランドに着く場所が少し違い、アクアバスはパブリックマーケットの北東。フォールスクリーク・フェリーはマーケットの北西に各々の発着場があります。どちらに着いてもパブリックマーケットは目の前ですので心配は無用です。帰路もフェリーを使うのであればお得な往復券を買うと良いですが、その場合、帰りも同じ会社のフェリーを使って戻らねばなりませんので、お間違えないようにして下さい(グランビルアイランドまで片道4.50ドル、往復7.50ドル)。

  
乗船代金は、乗船後フェリー内で現金での支払いです。市バスと違ってお釣りをもらえますので、ちょうどの額を持ち合わせる必要はありません。
 

そして乗船中のフェリーからの眺めは、バスでの市内観光とは少し違ったバンクーバーを楽しめます。フェリーの直ぐ横をヨットやカヤックが行き交い、その後方にはビル街、観光ガイドブックでも見かける風景が目の前に広がります。またグランビルアイランドに隣接するセメント工場のサイロに描かれた巨大アート、フローティングハウスなどを真横から見れる上、運が良ければ野生のオットセイ(Seal)も見れます。下の写真が、実にそのタイミングだったものです。気持ち良さそうに水面から顔を出しているオットセイを見つけました。
また海洋と違ってフォールスクリークという湾内ですので、大きな波でフェリーが揺れるということが無く、船酔いが心配な方でも安心です。

  
他にバンクーバーダウンタウンには4箇所のフェリー乗り場があります。

  • プラザ・オブ・ネイション南側のフェリー乗り場、両フェリー会社が運航。BCプレイス、ロジャーズアリーナの直ぐそばです(グランビルアイランドまで片道5.50ドル、往復10.00ドル)。
  • イエールタウンのデビットラム公園の南西あたりにある発着場、こちらも両フェリー会社が運航。乗船中の景色はここからでも十分楽しめます。イエールタウンの乗り場からあまり離れていませんが少し安い乗船代ですので地元の人はこの乗船所を良く利用します(以下3ヶ所全てグランビルアイランドまで片道3.25ドル、往復5.50ドル)。
  • ホンビー通りの南端にアクアバスのフェリー乗り場があります。5分おきに発着していますのでとても便利ですが対岸のグランビルアイランドに直ぐ着いてしまうのがちょっと残念。時間があれば地図を片手にフォールスクリーク沿いを散策しながら、デビットラム公園へ行きそこから乗るのがお勧めです。グランビルアイランドまでの運賃は同じで、フェリーミニクルーズを楽しめます。

 

  • サロー通りの南端まで行きアクアティック・センターの横の小道をそのまま南に進むとフォールスクリーク・フェリー乗り場があります。直ぐ横のバラード橋の下はドッグビーチですので、フェリーが来るまでスイミングを楽しむ犬たちを見ながら待つのも良いかもしれません。

 

また他にもサイエンスワールド・オリンピックビレッジ、マリタイムミュージアム(フォールスクリーク・フェリーのみ)などへ行くルートがあります。アクアバスは自転車も持ち込めるフェリーも行き来していて、ストローラー(ベビーカー)、車椅子の乗船も可能です(自転車などの持ち込みは無料、大小に関わらず愛犬の乗船も無料です)。どちらの会社も回数券、1日券、月(マンスリー)の定期券もありますので長期滞在の方にはお勧めです。詳しくは各フェリー会社のホームページをご覧ください。


アクアバス(Aquabus)


フォールスクリーク・フェリー (False Creek Ferries)

斉藤 光一 Koichi Saito
長野県出身、バンクーバー在住。写真家としてBC州を中心に活動中。
各書籍、雑誌の撮影をはじめ、両陛下カナダご滞在からベッカム親善試合撮影まで撮影は多岐にわたる。近年はバンクーバーに住むペットの撮影に力を入れている。
www.k-graphicphoto.com