現地レポート

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市バスを使いこなして、より便利で快適なバンクーバー滞在を!

2014/12/24

バンクーバーの公共交通機関トランスリンク、シーバス、スカイトレインと紹介して最後は市バスです。一般的に、旅行者が訪れた町の市バスを乗りこなせると旅の上級者と言われるようですが、バンクーバー地域に関しては、1路線のみのシーバス、3路線のスカイトレインに比べると200近くの路線があると言われる市バスを乗りこなすのは、正に上級者と言えるのかもしれません。シーバス、スカイトレインと市バス乗車時の大きな違いは、基本チケットを車内で買うことです。そして現金のコインのみ使用可能、お釣りは出ません。

 
この時期(12月)、行く先表示にHAPPY HOLIDAYSと表示されているバスもよく見かけます。もちろん数秒後には行く先が表示されますので、ご安心ください。

 
バス停には右上にナンバーが記してあります。記載されているトランスリンク社の電話番号に電話し、ガイダンスに従いこのナンバーを押すか、トランスリンク社(33333)にテキストメッセージ(メール)としてナンバーを送ると、今の時間から数本それらのバス時刻表が携帯電話などに届く仕組みとなっています。ただ、実際その時間に走っているバスが何分後に着くとかではなく、あくまでもそのバス路線のスケジュールが届くだけですのでお間違えのないようにして下さい。また、日本のように正確な時間に全てのバスが走っているわけではありませんし、2台続けて同じ行き先のバスが走っていることもよくあります。


基本は、バスの乗車は前からで乗車後チケット購入、または時間有効のチケットと回数券はチケットの機械に入れます。降車は中ほどのドアからになりますが、乗り込んで来る人がいなかったり少ない場合、前から降りても文句などは言われません。降りるときは窓のところにあるヒモを引いたり、車内の何ヶ所かにあるボタンを押すと、前方に“Next Stop”や“STOP”と表示されます。中ほどのドアから降りるときは停車後、軽くドアを押すとドアが開きます。


停まるバス停の車内アナウンスが無いバスもあります。不安な場合は運転手に降りたい場所を伝えておくと良いでしょう。また郊外へ行くとBus Stopの小さな看板のみでベンチも置いてないバス停もありますのでお見逃しのないようにしてください。 あと、降り際に“Thank you.”とかHave a nice day!”などと運転手さんに声をかけて降りる乗客も少なくありません。こんなところも市民の日常を見られますね。またカナダらしいと思うのは、バスやスカイトレインなどの車内で色々な国の言葉を耳にすることが珍しくないことでしょうか。


車内前方はPriority Seatsといって優先席です。空いているときは座っていても構いませんが、ご年配の方、車椅子の方、小さな子供連れのストローラーが乗ってきたときは、こちらの場所を空けなければいけません。このマーナーは結構しっかりしていて、日本でいう不良っぽい若者も、お年寄りが乗ってくると黙って素早く席を譲るのをよく見かけます。


市バスはコイン現金のみでお釣りも出ず、クレジットカードの使用も出来ないと先ほど述べましたが、知っていて損はない事として市バスに乗りたいが手持ちのコインが無い・・・そんな時は近くのスカイトレイン駅の発券機でチケットを購入し(紙幣も20ドルまで使えお釣りも出ます、クレジットカードも使用可)、市バスに飛び乗るという方法もあります。


さて、実際にダウンタウンからバスを使って各地へ行く方法を幾つか記します。

 

50 FALSE CREEK SOUTH

グランビルアイランドへ行くときに使うバスです。ウォーター通りのウォーターフロント駅前はじめ、グランビル通り沿いから乗車できます。グランビル橋を渡りそこから数ブロックでグランビルアイランド入り口近くのバス停に付きます。頼まなくても運転手がアナウンスしてくれます。バス停を降り、直ぐ前方の信号機を左へ渡ると橋の下にGranville Islandと大きなサインがありますので、見落とすことはないでしょう。

 

19 STANLEY PARK
ペンダー通りにバス停があります。終点がスタンレー公園なのですが、ローズガーデン横の公園の真ん中あたりに停まります。水族館へは歩いてそれほど遠くない距離ですが、有名なトーテンポールを見に行くには少し距離があります。水族館を越え東方向へ広場を抜けて歩くか、1度南側のシーウォール沿いまで出てそのまま歩道沿いを歩くようになります。

 

4 UBC、14 UBC、44 UBC
UBCとはUniversity of British Columbiaの略でブリティシュコロンビア大学のことです。ダウンタウンからバス1本で行けるのはこの4番、14番と44番です。4番、14番はグランビル通り、44番(平日のみ運行)はウォーターフロント駅、バラード通りから乗ることが出来ます。UBCでは校内の大きな専用バス・ディーポに着きます。UBCに行く他のルートとしては、乗り換えはありますがスカイトレインのカナダラインでBroadway-City Hall駅下車、道を斜め前に渡り99番B-Line UBCに乗車する行き方があります。

 

236 GROUSE MOUNTAIN
ゴンドラで山頂まで行かれるグラウスマウンテン行きですが、途中キャピラノ・サスペンション・ブリッジ前にも停まります。ダウタウンからは先ずウォーターフロント駅よりシーバスに乗ります。12分ほど乗船後、ノース・キー駅に着きますので、そのまま他の乗客の流れと共に進むと目の前にバス・ターミナルが見えます。そこのBay8乗り場から236番のバスに乗ります。グラウスマウンテン駅は終点です。帰りは234、236番と2路線のバスがグラウスマウンテンから出ていますが、乗り換えなしでノース・キー駅へ戻って来れるのは236番です。ダウンタウンから行く場合は、ノースバンクーバーへ渡ることになるので、2ゾーンになります。

 

401 ONE ROAD
バンクーバー国際空港近くリッチモンド市のスティーブストンという漁港町へ行くバスです。ダウンタウンよりスカイトレインのカナダラインに先ず乗りますが、空港(Airport)行きでなくRichmond Centre-Bridge Port行きに乗り終点まで行きます。駅の改札を出ると直ぐ右前あたりにバス亭(Bay2)があります。そこで401番に乗り終点のチャタム通りまで行き、バス亭から南方向へ2ブロックほど歩くと漁港に出ます。こちらも2ゾーンになります。


また401番バス停の向かい側(No.3Roadの道を渡り少し右へ行ったバス停Bay4a)から410番Railway、またモール駐車場前のRichmond Centre駅(Bay7)から410番、402番TWO ROADなどでもスティーブストンへのチャタム通りまで行くことができます。

郊外では街のブロックも大きくバス停の間隔がありますが、午後9時以降で交通量も少なく運転手が安全を確認できれば、バス停以外のところでもバスを停め降ろしてくれます(エクスプレス・バスなどはできません)。車内の前のほうに乗っていて運転手に“Can I get off at the next block?”などと言うだけで大丈夫です。これは治安上の問題です。


最後にダウンタウンでトナカイ仕様?のバスを見かけました。赤い鼻、よく見ると目もありもちろんツノも付き、イルミネーションがバスの横に飾られています。クリスマスに向けバス運転手さんも盛り上がっているバンクーバーです。

トランスリンクのスカイトレインのブログはこちら、シーバスのグログはこちら。

斉藤 光一 Koichi Saito
長野県出身、バンクーバー在住。写真家としてBC州を中心に活動中。
各書籍、雑誌の撮影をはじめ、両陛下カナダご滞在からベッカム親善試合撮影まで撮影は多岐にわたる。近年はバンクーバーに住むペットの撮影に力を入れている。
www.k-graphicphoto.com