現地レポート

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BC州のフレーザーリバーをカヌーとラフティングで26日間旅をして学んだこと

2017/05/10

ライター:David Tracey

私は旅好きの、環境保護主義者です。ですが、カナディアンロッキーにある上流からフレーザーリバーを下って、バンクーバーの海に辿り着く26日間の旅に参加するまで、フレーザーが川ではないということを知りませんでした。分水嶺なのです。

フレーザーは数えきれないほどの入江や小川、川辺を繋いでいます。川の湖畔を超えて、州の4分の1を流れているのです。BC州を体に例えるなら、フレーザーの川岸は循環系にあたります。血液を循環させる役割を果たしているのです。しかし、このツアーに参加する前の私のように、どこから流れているのかとか、その重要性を知っている人はほとんどいません。

カナディアンロッキーの最高峰、マウント・ロブソンカナディアンロッキーの最高峰、マウント・ロブソンから旅は始まる

「バンクーバー市民の大半はフレーザーはホープからスタートすると思っています。」と話してくれたのは、全長1,400km のこの川のことをよく知っているフィンさんでした。彼はこの旅に2回参加しています。1回目の1995年は環境保全意識をあげるために。2回目の2000年はコミュニティー形成のキャンペーンのために。

フィンさんはフレーザーの維持や保護、修復を促進するため、Rivershed Society of BC を立ち上げました。サステナブル・リビング・リーダーシップ・プログラムは毎年夏に幸運なグループを一生の思い出になる旅に連れて行ってくれます。

フレーザーリバー フレーザーリバー

私たち12人のグループは、カナディアン・ロッキーの最高峰、マウント・ロブソンの麓からカヌーを漕ぎ始めました。水面は氷河から流れ込んだ水のため、美しい青緑色をしていました。3日間漕いで、ダイヤのように輝く星空の下の湖畔で、毎晩キャンプをしました。驚くことに、私たち以外には誰一人も見かけませんでした。

カヌーに乗った人々 カヌーと旅仲間

ゴート・リバーへ移動するためにプリンス・ジョージの近くでシャトルバスに乗りました。
フレーザー・キャニオンの中間地点で、ゴムのいかだに乗り換えました。暖かな日差しに照らされながら、砂色をした川の流れに任せて南に下っていきました。ほっとしたのも束の間。ガイドから両手でしがみつくように指示があると、スイミングプールに匹敵する水の量がへさきから膝に降りかかってきました。

フレーザーリバーでのラフティング フレーザーリバーでのラフティング

ここの景色も魅力的でした。砂漠の景色を堪能しながら漂流して、サボテンやヤマヨモギの側でキャンプをしました。フレーザーリバーのもっとも衝撃的な事実は、ほとんどの人が知らないということです。最後はホープから バンクーバーの5日間にわたるカヌー旅行で幕を閉じました。荒地を長い間漕いだ後に、都会のジャングルを漕ぐのは不思議な感じがしました。何千年もの間この地域の住民の食料となっている鮭が跳ねるのを見て感動したのを覚えています。

フレーザーリバーの上流 フレーザーリバーの上流を見下ろす

何世代経っても鮭が生き続けることのできる、健康的なフレーザーリバーであることを願います。