カムループス

カムループスは、先住民シュスワップ族の言葉で「川の出合う場所」という意味を持つ、ブティッシュ・コロンビア州(BC州)の中心に位置する町。名前の通りノース・トンプソン川とサウス・トンプソン川の合流点で、古くから毛皮交易の要地として栄えました。

見どころ

  • 主な観光ポイント

  • アダムス・リバー(Adams River)

    BC州にはサーモンが遡上する川がおよそ2,000ありますが、その中でもアダムス・リバーは大群が遡上する川として知られています。アダムス・リバーで産まれた紅鮭(ソーカイ・サーモン)は、4年の歳月をかけて太平洋を、時には日本近海まで回遊したのち再び生まれ故郷の川に戻ってきます。そしてそのサーモンは、ひとたび川に入って上流を目指すと、一切エサを採らず体内に蓄えた栄養だけでアダムス・リバーまでの激流を泳ぎ切ります。距離にして500km以上、東京~大阪間にほぼ等しい川の流れを、約3週間かけてひたすら移動するのです。
    4年に一度の大遡上の年とその翌年は、近隣の先住民によるバーベキューや、漁業省の展示など、さまざまなイベントが行われます。会場のロデリック・ヘイグ州立公園には見晴らし台や遊歩道などが完備されていて、浅瀬に集まる赤いサーモンの群れが間近に見られます。勢いよく上流を目指すものもいれば、疲れきって今にも息絶え絶えに休むサーモンも。さらには、水の中で産卵するサーモンや、既に役目を終えて死骸となって流れてくるものなど、まさに生と死のドラマが繰り広げられます。 ところで1匹のサーモンは、通常1度に4,00005,000個の卵を産むとされています。4,000個の卵の中で、無事に孵化して、海に出る前1年を過ごすシュスワップ・レイクまでたどり着けるのが20%(800匹)、その後太平洋までたどり着けるのがその中の25%(200匹)、4年後にフレーザー・リバーの河口に戻ってこられるのがさらにその5%(10匹)、そして最終的にアダムス・リバーにたどり着き、産卵できるのは、たった2匹しかいないのです。

    アクセス:
    バンクーバーから飛行機で1時間のカムループスから、車で東へ1時間ほどの場所に位置するロデリック・ヘイグ州立公園付近が、アダムス・リバーの中でもベストなビュー・ポイント。

    Adams River(英語)


  • カムループス・ヘリテージ・レールウェイ(Kamloops Heritage Railway)

    1912年製の蒸気機関車に乗って、開拓時代にタイムスリップしてみましょう。可愛らしいカブース(最後部車両)からの眺めは楽しく、人気のスポットです。旅の終わりには馬に乗った列車強盗も現れて、本当に乗り込んでくるサプライズも。毎年夏の間と、ハロウィーン、クリスマスの時期に運行されます。

    Kamloops Heritage Railway(英語)


  • BCワイルドライフ・パーク(BC Wildlife Park)

    なかなかお目にかかれない北米の野生動物も、ここに来れば簡単に出会えます。とくにブラックベアや、グリズリーベアは、旅行中に滅多に出会うことはないもの。他にも、クーガー(アメリカ・ライオン)やリンクス(オオヤマネコ)など、珍しい動物が保護されています。

    BC Wildlife Park(英語)


  • バランシング・ロック/レイク・ルックアウト(Balancing Rock/Lake Lookout)

    巨大な石が、絶妙なバランスのもとに尖塔の上に載っている、まさに奇景ともいうべき場所です。伝説では領土争いをしていた先住民族の間で、この尖塔に石を載せられた者がその土地を得るというルールの元に、ここで腕自慢が力比べをしたのだとか。今ではカムループス湖を背景に記念写真を撮る人が絶え間なく訪れるスポットです。


  • ロッキー・マウンテニア号(Rocky Mountaineer)

    ロッキー・マウンテニア号は、途中の景色を全て日中に堪能してもらうため、夜はカムループスでの宿泊となります。またバンフ行きとジャスパー行きと編成が分かれるのカムループス。列車が到着する駅は古くは大陸横断鉄道の駅でもありました。到着時には騎乗のカウボーイが手を振って出迎えてくれます。


  • (近郊)ゲストランチ

    カムループス近郊には多くのゲストランチがあります。簡単に説明すると「観光牧場」となりますが、滞在中、自分専用の馬をあてがわれ、世話をしながら野山を駆け回ったり、遠乗りに出かけたり、馬との時間を堪能出来る牧場です。この地区のゲストランチは西部劇を思わせるカウボーイ・スタイルがほとんどですが、中には英国式の乗馬が楽しめるところもあります。